七夕。海で天の川を見上げている。 昼間はどこまでも続く白い砂浜。夜は漆黒の闇。足下さえ見えないから宇宙にひとり投げ出されたよう。 けっこう怖い。星が美しい。飛行機の明かりが彗星みたいです。
両手と胸を広げて すうーと夜星を吸い込んでみる。体の中に小さな星星が満ちていく。
ときにあたたあかく ときにだれよりつめたく せかいのおおくをみてきたけれど かたるには まだたりない
星のキラメキはひとときながら けれどもし それに気づくひとがいたら そういうときには あとにもさきにもありえないような
とらわれないこころ。かたよらないこころ。こだわらないこころ。ひろく、ひろく、もっとひろく。
そこは 遠く深いところ 幾重にも茂る新緑 青緑色の森の中 赤く香る無数の小さな実 囀る鳥や虫 むせぶ下草 –森の中で